DV被害者支援に役立つフレーズ
DV被害者の支援をはじめても、繊細な問題を扱っている分、どのような言葉をかければよいのか戸惑うことは多くないですか?
そんな方のために今回は、支援の際に参考となるようなフレーズを紹介します。
DV被害者が自分を表現するのを促すのに、支援者が使えるフレーズ
・「…と感じておられるようですね」
・「…のように聞こえますが、そういうことですか?」
・「間違っていたら、教えて下さい。今、おっしゃったのは…ということですか?」
・「…ということが起こったんですね」
・「私の聴くところでは…のようですが?」
上記のような表現を使って、支援者がよく注意を払って聴いていることが伝わると、本人も支援者と落ち着いて話すことができると思います。
DV被害者を力づけるために役立つフレーズ
◯サバイバーの長所、強さを指摘する。
◯DVに関して正しい情報を伝える。
◯サバイバーの経験を認識する。
◯次のステップを提案する。
DV被害者は何度もためらった挙げ句、やっとの思いで支援を求めてきています。そこでねぎらいの言葉やその勇気を褒める言葉、相手を大切に思う態度で支援者が接することができれば、本人も安心して打ち明けてくれるようになるはずです。
参考文献
尾崎 礼子(2015)『DV被害者支援ハンドブック―サバイバーとともに』