DV被害者支援におけるコミュニケーションのNG

DV被害者支援というのは簡単なものではありません。

支援者であっても、その言葉がけ一つで悪気はなくても相手を傷つけるようなことを言ってしまったり、二次加害になるような対応をしてしまうこともあります。

今回はそのようなケースを紹介します。

DV被害者支援におけるNG例

１，指図、命令する

２，説教、説得する

３，批判、否定、非難する

４，尋問、詰問する

５，忠告、指導する

６，同情する

７，自分の状況や考えを相手に当てはめる

８，行き過ぎた冗談を言う

９、相手の言葉をさえぎる

１０，会話を独占する

１１，トピックを次々変える

１２，他のことを考える

　以上のような行為は気をつけていれば自然とできるようになることです。人を助ける仕事をする人には、自然にコミュニケーションの能力を身につけられている方が大勢いらっしゃいます。それに加えて、いくつかのコミュニケーション技法を気をつければ、DV被害者との話し合いがより一層改善されることにつながるはずです。

尾崎 礼子（2015）『DV被害者支援ハンドブック―サバイバーとともに』