傾聴
支援者がサバイバーの話や状況に興味を持っていること、そして注意深く聴こうとしていることを表現しながら、話を聞き出す技法を傾聴といいます。そこには受身的に「聞く」のとは違い、身を入れて積極的に「聴く」ということが意味されています。
そこではサバイバーへの配慮も大切となってきます。本人の緊張がほぐれるよう、支援者が自分の座り方を調節したり、お茶を薦めるなど。
サバイバーが自分を表現できるよう促すためには、ときに沈黙も大切です。その沈黙の時間は、サバイバーが一生懸命考えて話そうとしているかもしれません。下手に質問したりすると相手の考えの流れを遮断してしまうかもしれないので、焦らずに一緒に沈黙してみてください。