性暴力・性犯罪被害者を支える関係機関
ワンストップ支援センター
ワンストップ支援センターとは、性暴力の被害者に対し、被害直後から心身の回復のための医療支援、法的支援、警察との連携などをできる限り1か所で提供し、被害者の負担軽減や被害の潜在化防止を図ろうと設置されたものです。
ワンストップセンターは
・相談員による電話、メール、面談での相談
・医療支援
・心理カウンセリングの実施などの心理支援
などの機能を果たしています。
捜査機関との連携
警察では、被害者の届出や申告により、
・病院受診時の公費負担
・刑事事件としての手続き
を行います。
公費負担で受けられるものには以下のようなものがあります。
公費負担の対象 | ・初診料、証拠採取代、緊急避妊薬の処方代
・性感染症などの検査代 ・診断書料 ・妊娠中絶費用など |
*公費負担の内容は、自治体により差があり、一定の条件がついている場合もあるので、注意が必要です。
*外部の相談機関を利用する際のカウンセリング費用についても一部助成があります。
警察への「届け出」は、被害届を出すことや告訴することとは異なります。警察に届け出を出して、治療を受けたり、警察官から事情を聴かれたりした後で、被害者や告訴をするかどうか決めることもできます。
参考文献
『DV・性暴力被害者を支えるためのはじめてのSNS相談』(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター編)